つちねこ@Country Life

 
 

恋文の技術

  1. 23:33:49
『写真ブログ』だったり、『グチブログ』だったり、『ふんどしブログ』だったり…
節操のない、つちねこブログでゴザイマスが〜 ( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ

また、一冊、紹介させていただきマス♪

"恋文の技術" 森見登美彦著



…また、モリミーですけど…なにか? ( ̄‐ ̄*)うぃ?

【閑話休題】

To: hirokunさん
『海辺のカフカ』、文庫版上巻半分くらいで、玉砕しマシタ。
(高知の森から帰ってくるアタリ。)
ハルキ氏の文章は、つちねこに辛くあたりマス… 。゚(●'ω'o)゚。うるうる

【閑話休題終了】


またまた、野暮で阿呆な男子学生のラブストーリーとなる本書…。
全ての物語は、綴られる『手紙』によって進められマス。

京都の大学でクラゲの研究に携わる大学院生の主人公は、
『甘えた性根を叩きなおす』という、担当教授の『愛のムチ』によって、
能登半島の海辺にある辺鄙な研究所に、半年と少し、飛ばされマス。

ヒト恋しさと、研究所でのストレスフルな生活への慰めとして、
彼は、京都に残した知人達との『文通』を始めマス。
曰く、『文通武者修行』。

ゆくゆくは、いかなる女性も手紙一本で篭絡できる技術を身につけ、
世界を征服する。みんなも幸せ、俺も幸せとなる。文通万歳。


…どーしようもない阿呆ですなぁ… ヾ(-ω-;) ォィォィ...

手始めに、親友(やはり野暮で阿呆)の『恋の相談』に乗ってやり、
家庭教師を担当した少年が、新しい『先生』に抱く淡い恋心を聞いてやり、
ゼミを支配する女性先輩と、『いたずら』の火花を散らし…。

物語は進み、1つ1つのエピソードが、パズルのピースのように、まとまってきます。
そして現れる、…気付かされる、彼自身の『』。
煩悶の末に、彼が辿りついた『大団円』とは…。

と、お堅い感じで概述しましたが、この作家さんのこと。
当然、ウィットと阿呆とパロディが充満しておりマス。

吉田神社に願をかけるのはいいが、『成就するまでパンツを脱がない』
とは、どういうつもりだ。

おまえ(妹)はめちゃくちゃ頭が切れるくせに、どうもだらしないところがある。
『高等遊民になりてえ』とか言っていたらダメである。

ともあれ、ご友人の『失った人生はプライスレス』とは、うまい言葉です。
値をつけるほどの価値もない、ということですか。間違ってますか。

理性的な立派な男たるもの、おっぱいの一つや二つ、鼻で笑う度量があるものだ。
俺を見てみろ。デキる男というものは、おっぱいが電柱のわきに転がっていても
見向きもしない。あくまで前を向いて歩いていく。

おっぱいは世界に光をもたらす。光あれ。


…この本で何度、『おっぱい』という単語を見たことか… ( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ

こんな阿呆な展開を見せる中で、ホロッとくる一文を見せてくれるのが、
森見氏の真骨頂だと思いマス。

そうして、風船に結ばれて空に浮かぶ手紙こそ、究極の手紙だと思うようになりました。
伝えなければいけない用件なんか何も書いてない。
ただなんとなく、相手とつながりたがってる言葉だけが、ポツンと空に浮かんでる。
この世で一番美しい手紙というものは、そういうものではなかろうかと考えたのです。
だから、我々はもっとどうでもいい、なんでもない手紙をたくさん書くべきである。


つちねこは、ここ2週間ほど、健康を害してたこともあって、
色々と行き詰った感じがありました。

仕事場での『自分』ってナニか
就活で求められる『自分』ってナニか
『自分』らしい写真ってナニか
『つちねこ』のブログって、ナンなのか

仕事・就活のグダグダは言うまでもなく ヒドイ…(ll∀)
最近撮った写真も、ピンと来なくてイライラして (( ̄ ^  ̄ o)
考えるほど、『自分』という枠の泥沼に入り込むような il|li(;=ω=;)il|li
それでいて、状況を打開する体力は、病気で奪われてるし (熱′д`lll)ダルィ....

そんなトキに出会った
ただなんとなく、相手とつながりたがってる言葉だけが、ポツンと空に浮かんでる

…ナンか、『それでいいんだな』、って思いマシタ。
色んなイミで、救われマシタ♪ (´ー`)


以前ご紹介した"夜は短し歩けよ乙女"で、初めて読んでから、
この本で4冊目のモリミーになりマス。
他の2冊は、初期の作品となる『太陽の塔』と『四畳半神話大系』。
本書と『夜は…』は、ワリと最近の著作になりマス。

どの作品も、ファンタジーとウィットの阿呆の嵐の中に、
ほのかな『救い』のようなものを見せてくれるトコロは共通してると思いマス。
ですが、初期の作品は比較的『ドギツイ』作風なのに対して、
最近の作品は、より『ゆるい』作風に変わってきたように思いマス。
コントラストの強いモノクローム』と『淡く暖かい色彩のカラー』を思い出しマス。

いずれにしても、『阿呆で切なくて優しいモリミーワールド』です♪
初期の作品に馴染めなかった方にも、ゼヒ読んでいただきたい一冊デス!

 
 
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