つちねこ@Country Life

 
 

Hypercat developer / TF-2 fixer

  1. 23:00:03
Hydrangea / test development in hypercat developer
Ai-S Nikkor 35mm f/1.4 (Nikon F3) / Ilford FP4+ / 1/500, f/1.4 / Hypercat 21℃, 7min

下記、備忘録を兼ねて。

twitterでフォローさせていただいてる某氏の影響をもろに受けて、
モノクロ現像試薬の自家調合を試してみました。

…まあ、今まではほとんど「現像出来ればOK」程度にしか考えてなかったので、恥ずかしいような話なんですが。

現像液は、Hypercat developerを。
カテコールベースの染色現像液(staining developer)です。
染色現像液は、銀粒子の周りに粒子濃度に比例してstainの着色が発生することから、
粒状性の向上と豊かなトーンを生み出すと言われています。
Hypercatは、その中でもハイライト・シャドウのディテールを良く残してくれることで評価が高いようです。

…正直なところ経験不足にて、「ここが素晴らしい」とはまだ言えません…これもまた恥ずかしい話で。
最初のテスト結果としては、FP4+を使う限りにおいて、これまでのnarofine P(4倍希釈)に比べて、
粒状性の向上と、滑らかなトーンが得られたように感じてます。

染色現像液を用いる場合、一般的に用いられる酸性定着液ではstainの分解が起こるため、
中性〜アルカリ性の定着液が推奨されています。
酸性定着液が多いのは、表面を保護するための硬膜剤が酸性下で機能することに因りますが、
最近のモダンなフィルムは硬膜剤を必要としないと言われています。
(Ilfordなどは、自社のフィルムには非硬膜定着液を推奨しているようです…。)
ところが、中性〜アルカリ性の定着液は国内の量販店などでは取り扱いがなく、
通販などでわずかに販売されているだけです。

…そこで、こちらも作ってみることにしました。
処理時間が短くて済む迅速定着液であるに越したことはないのですが、
アルカリ性迅速定着液にて良く使われるチオ硫酸アンモニウムは高価な上にアンモニア臭が強いため、
今回は避けることとしました。
チオ硫酸ナトリウム(いわゆるハイポ)を用いた、TF-2処方にて作成してみました。
こちらも、まずは問題なく定着させることができました。

とは言え、まずは「現像出来た」の段階なので、テスト・改善を目指します。



以下、今回の処方です。

Hypercat Developer

Stock solution A
・アスコルビン酸:2.5 g
・カテコール:25 g
・プロピレングリコール:250 mL
(90℃程度の湯煎で溶解)

Stock solution B
・炭酸ナトリウム:200 g
・水:1 L

A : B : 水 = 1 : 10 : 100にて使用。

TF-2

・チオ硫酸ナトリウム(結晶ハイポ):250 g
・亜硫酸ナトリウム:15 g
・メタホウ酸ナトリウム(ナニワ ニワルク):10 g
・水:1 L

(clearing time @ room temperature)
Fuji Neopan 100 ACROS:2分
Ilford FP4+:1分20秒
上記をもとに、21℃, 6分にて定着。

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